阿炳(華彦鈞)
AhBing
1893-1950

江蘇省無錫市出身。小名は阿炳。
民間音楽家。

道教寺院の道士の一人息子として生まれ、幼少の頃より父の教えのもと、様々な楽器を学びました。

 21歳頃に父を亡くし、また、その頃眼病を患います。26歳頃片目を失明。一時は父親の後を継ぎ道教寺院の道士となりますが盲目の道士は歓迎されず、30歳頃寺院を去ります。その後、生計を立てるために芸人になり、35歳で両目を失明、この頃から人々には阿炳と呼ばれるようになりました。

 劉天華が学術的なのに対し、阿炳は民間出の二胡の名手として有名です。
現在残っている彼の作品は、1950年夏に自演録音された6曲のみで、胡琴曲が3曲、「二泉映月」、「聴松」、「寒春風曲」、琵琶曲が3曲「大浪淘砂」、「龍船」、「昭君出塞」です。その年の冬に再度録音の約束をしていましたが、残念ながらそれを果たすことなく亡くなりました。